子どもの学力をアップさせるためには、学習環境も大切ですよね。
リビングと子ども部屋のどちらで勉強をさせるべきか悩む保護者もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、子どもの勉強するべき環境についてお話しします。
▼リビング学習のメリットとデメリット
リビング学習は、雑音があったり家族が常に近くにいる環境です。
この環境は、メリット・デメリットどちらにもなり得ます。
■雑音
リビングでの学習だと、雑音で勉強に集中できないという事が懸念されます。
しかし、それがデメリットばかりともいえません。
周りの環境に流されずに、集中して学習ができるようになるためには、雑音のあるリビングでの学習は効果的です。
もちろん雑音があってはどうしても集中できない子もいるので、向き不向きがあります。
■家族が近くにいる
人が集まるリビングであれば、勉強をする時に安心感を与える事ができます。
特に小学校低学年であれば、自分の部屋でひとりで勉強していて不安になる子もいます。
家族がいる事で安心し、集中して学習する事ができる環境といえます。
さらに、分からない問題があればすぐに家族に質問できるのもリビングで学習のメリットでしょう。
▼リビング学習はいつまで
勉強をするという事自体に慣れさせるため、小学校低学年までであれば、まずはリビングでの学習がオススメです。
小学校低学年のリビング学習だと、周りに家族がいるという安心感が一番のメリットです。
勉強に慣れるまではリビング学習をメインで行って良いといえます。
しかし、リビング学習をいつまでやるべきかという部分に関しては、子どもの性格や学習意欲などによって変わってきます。
低学年でも自分の部屋で学習をしたい子がいる一方、
中学生でもリビングの方が捗るという子もいます。
リビング学習はいつまでにやめなければならないというものでは無く、子どもの勉強態度や成績、学習意欲などを見ながら決めていく事が重要と言えます。
▼学習環境の使い分け
リビング学習は、「周りの環境が邪魔をして勉強に集中できない」というデメリットになる部分もあるため、学習内容によって使い分けるのもひとつの手でしょう。
特に
中学生だと暗記しなければならない勉強も増えてきます。
暗記をしたり、ひとりで集中して行う学習には向きません。
小学生でも宿題や分からない問題がある学習は、リビングの方がスムーズかもしれません。
また、本を読んだりひとりで黙々と工作したり、暗記をする学習であれば子ども部屋での学習が良いでしょう。
学習内容に合わせて、学習環境を分けてあげましょう。
▼まとめ
リビング学習も、子ども部屋での学習もどちらもメリット・デメリットがあるため一概にどちらが良いとは言い切れません。
当然、性格もひとりひとり違い、勉強に対する考えも異なります。
あくまで子どもの考えを尊重して、学習環境を整えてあげるようにしましょう。